WOOD DRYING

乾燥技術

高温蒸気式減圧乾燥機

美しい紀州材を生かす為に、弊社は高度な乾燥技術に取り組んでいます。その中で「高温蒸気式減圧乾燥機」を導入しました。この乾燥機は、機内の圧力を最大0.2気圧まで減圧することにより水の沸点を下げることで、低い温度での乾燥を可能にしています。従来よりも低い温度で乾燥することにより、材の劣化や内部割れを抑えることが出来ます。また、気圧を下げることにより気化が活発に行われ、高い乾燥能力を発揮します。平角材のような径の大きな木の乾燥も可能となり、日本で初となる杉平角材のJAS機械等級区分JAS製品の製造も行っています。独自の乾燥スケジュールも研究し、低い含水率を実現しながら材の強度を保ち、変色を抑え、素地の色を生かす事を可能としました。

更に、環境問題への取り組みの一環として木材乾燥機の熱源を灯油から自社工場で発生する樹皮、木屑などのバイオマスエネルギーへの切り替えを順次進めており、この減圧乾燥機については基本的にバイオマスエネルギー100%での木材乾燥を行っています。高い乾燥品質と、Co2排出削減の両方を兼ね備えた、まさに最先端の乾燥方法と言えるでしょう。

詳しくは「環境問題についての姿勢」をご覧ください。
木材の乾燥技術については弊社提携先のオーアイ・イノベーション株式会社様(外部リンク)をご覧ください。

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