高品質杉平角材

2022.02.13

これからの、スタンダード“山長ブランド”紀州材の杉平角材。

“山長ブランド”の紀州材として、今業界で注目されているのが杉平角材。
従来、梁材として米松平角材が主流でしたが、紀州杉材は、米松をしのぐ強度を持ち、長期的にたわみにくく(下図参照)長期許容応用力の面からも梁材に適していることが実証されています。
さらに杉特有のやわらかい色あいが化粧材としても注目を浴びています。
山長商店では、国産材である杉平角を梁材として推奨いたします。

 

紀州材の優れた強度と最新鋭乾燥システムが実現した、
   日本初の杉平角JAS製品。

紀州材はその育て方の特性や自然条件などにより、
全国の平均値と比べても特に高い強度分布を誇っています。
しかし、実際にその高い強度があったとしても、含水率20%以下、
かつE(ヤング係数)50以上を満たす機械等級区分によるJAS認定製品でなければ、構造計算の際に、そのヤング係数に対応した強度数値を使うことができません。
全国一律に弱い強度に設定された「無等級材」の数値を使うことになってしまうのです。

JASの認定があれば良いのですが、強度が高く年輪幅の細かい紀州材、特に杉の平角材については
乾燥が非常に難しく、含水率20%以下に仕上げることは至難の業です。
そのため、せっかく高い強度を持つ紀州材の性能が十分に活かされない状態が続いていました。

「杉平角材でのJAS認定商品」を目指して、山長商店では乾燥研究・開発を長年にわたって進めてきた結果、最新鋭の乾燥システムである「高温蒸気式減圧乾燥機」を新規導入。
研究の結果得られた乾燥プログラムと最新乾燥システムの組み合わせによって、平成20年7月に日本初となる国産杉平角JAS認定商品の販売を開始致しました。

戦後植林された木が50~60年を迎え伐採期に入ります。
これからさらに増えるであろう杉中目材(末口が約22cm以上の丸太)の有効利用に平角材は最適です。
特に紀州材は、年輪が細かく色つやが綺麗なため化粧横架材として利用されてお り、日本の豊富な森林資源を有効に利用する為にも、杉横架材の積極的な利用を推進しています。

高い乾燥品質と紀州材の美しい色つやを最大限に組み合わせることを可能にした、山長商店の高品質杉平角材。
厳格なJAS認定のもとで製造・品質管理を行うこ とで、住まい手、工務店の皆様により安心してお使い頂ける製品となっていると自負しております。

お問い合わせ/資料請求
TOPへ