伐採

2022.01.30

◆伐採 

半世紀以上の時を経て「収穫」

●伐採作業

齢60~70年となった杉や桧など伐採時期を迎えた原木は、チェーンソーで木の根元を伐り倒されます。
伐採の時期は、9月から3月の、木の成長の休止期に行うのが最適といわれていますが、
最近では乾燥技術の進歩等により、年間を通じて伐採されています。

●集材作業(搬出)

り倒された原木は、空中にワイヤーロープを張った「集材架線」で林道端の「山元土場」まで搬出されます。

60年生の材は約20~25mにもなります。紀州の山林は急傾斜地が多く、作業道の開設~各種機械の導入が難しいため、大量に出材できる『架線集材方式』が採用されています。搬出の方法は、枝をつけたままで搬出する「全木集材」と、枝を切り落とした状態で搬出する「全幹集材」の二通りの方法があります。少し前までは、伐採後、その山で造材され、その後搬出されていましたが、現在では殆ど、伐採後は先ず搬出され、その後に山元土場で造材される方法がとられています。

●造材作業

材作業とは伐採され、または搬出された木を、プロセッサーなどの林業機械を用いて「根元の曲がり」「腐れ」などの欠点部分を除き、枝葉を払いながら林業上の基準に従って適当な長さに伐って「木を造る」ことをいいます。次の製材過程の「下ごしらえ」に当たる作業にあたります。
たとえば、4寸角柱材を作る場合は原木時の口径が16cm~20cmの部分を使用します。一本の立ち木から4寸角3m材は僅か1~2本しか取れない計算になります。それ以外の太い部分は梁に、細い部分は補助的な部材用と適材適所に切り分けて行く作業段階です。

●選別・仕分け

うして「造材作業」を経た木は、自社所有の「田熊貯木場(2ha約6,000坪)」に搬入されます。
ここでは、節・樹齢・アテ材の見極めを経て、各種用途に選別、仕分けられて製材工程へ送られていきます。

長の木はこうして生まれ育って数十年の永い「成長の眠り」から目覚めたあと、 製材・乾燥・品質検査の工程を経て、 1本の銘柄材として商品化されていきます。
林業の仕事は、こうした作業を永々と繰り返すことにより守り伝えられていきます。
「植えて育てる」 → 「伐採」 → 「植えて育てる」という地道な作業の繰り返しが、山を守り、自然環境の保全につながっているのです。

 

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