INTEGRATED
一貫生産体制
植林からプレカット加工までの一貫生産体制
約6000ヘクタールの自社林を所有する山長商店は、植林から始まり、育林、伐採、製材、乾燥、仕上げ、品質検査、選別、プレカット加工までを全てグループ一貫体制により、樹齢50~100年の紀州産杉・桧を製品化。そのフローをダイジェストでお届けします。
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植林AFFORESTATION
山長の森では、一本の苗木づくりから始まります。
種子は2年間苗床で育てられた後、スギ・ヒノキ、相性の良いところを見極め、1haあたりに約5000本を1本ずつ丁寧に植林します。時期は2月から3月、熟練の職人でも1日にせいぜい300本がやっとというペースで、全国と比較しても植裁密度の高い植林作業が始まります。 -
伐採DFORESTATION
樹齢60~70年となった杉や桧など伐採時期を迎えた原木は、チェーンソーで木の根元を伐り倒されます。
伐採の時期は、9月から3月の、木の成長の休止期に行うのが最適といわれていますが、最近では乾燥技術の進歩等により、年間を通じて伐採されています。 -
製材SAWING
丸太を四角く加工する段階の作業です。
良質の製品をつくる為には、職人が1本1本、素材の「癖」を瞬時に見極め、更に自動製材装置が高い能力を発揮し良質な材を作り上げています。
木材を真っすぐ挽く事は容易ですが、真っすぐで曲がらない木材を挽くことは非常に難しく、高度な製材技術が要求されます。 -
乾燥DRYNESS
高温蒸気式減圧乾燥機。機内の圧力を最大0.2気圧まで減圧することにより水の沸点を下げ、従来よりも低い温度で乾燥を可能にした最新の減圧式乾燥機を導入しております。
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グレーディングGRADING
含水率測定ならびに強度測定の結果が、自動的に材に印字されます。「木材性能の見える化」。 誠実かつ厳格な品質管理と、それを表示することにより、住まい手の皆様が安心してお使い頂ける製品づくりを行っております。
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加工MACHINING
山長商店の誇る最新鋭プレカット技術は羽柄材加工、合板加工はもちろん無垢材にも対応した金物工法の加工も可能にしながらも「プレカットの基本は手加工にあり」の信念に基づき、プレカット工場に熟練の大工職人を配置。
一般のプレカット工場では敬遠されがちな、複雑な加工の物件であっても、熟練の大工職人の伝統の腕と最新鋭機械の両方を駆使してお客様の多様なご要望に対応いたします。 -
出荷SHIPPING
表しなどのデリケートな部材には紙巻き養生を施して万全の態勢で各建築現場に発送します。