〜 山長商店ではたらく人・つながる人 vol. 1 〜
2025.09.12
お知らせ目標は「どのような木造住宅の構造設計にも対応できるようになる」こと。妥協しない構造設計に取り組む。
#構造設計 #木造 #木の家 #角材 #プレカット #JAS
ムクファースト設計事務所に入ると、木製のカウンターと、仕事場と打ち合わせ場所を区切る木製のパーテーションが目に入ります。どちらも、杉若真之介さんが山長材の端材を使って作ったもの。
山長商店に入社して23年。現在は、山長商店のグループ会社であるムクファースト構造設計事務所の取締役所長として構造設計に取り組んでいます。現場に寄り添いながら地道に力を積み重ねてきた杉若さんに、日々取り組んでいることとこれからの挑戦をお聞きしました。
山長商店では、どのような仕事をしていますか?
建物が地震や台風に耐えられるかを計算する「構造設計」を担当しています。間取りや外観、内装の意匠設計とは異なり、建物の強度に特化するのが構造設計。屋根材や外壁材などから柱や梁にかかる荷重を計算し、適切な構造を設計します。計算はソフトを使用しますが、計算内容を理解し、間違いがないか逐一確認しながら進めています。
仕事で大切にしていることはありますか?
まずは設計上の安全性を最優先に、構造面で妥協しないこと。そして、お客様に適切な提案ができるよう、日々知識と経験を蓄積していくことを大切にしています。
お客様の意匠設計、施工性、コスト削減といった要望に応えつつ、設計上の強度が担保されるかを見極めています。工務店ごとに工法が異なり、日々新しい要求があるため、自分で調べたり時には師匠に聞いたりしながら一つずつ課題を解決してきました。
使う木材については、他部署と連携しながら最適なものを提案できるようにしています。
グループ一貫生産体制の強みは感じますか?
2025年4月から建築基準法が改正され、柱のサイズや材質の選定が今まで以上に重要になりました。自社で製材しているので、どんな木材がどれくらいあるかを把握できています。特に機械等級区分の杉平角JAS製材をすぐに手配できるのは何よりも強みです。仕事の効率が全然違うと感じています。
今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか?
できなかったことができるようになることに、とてもやりがいを感じています。「どのような木造住宅の構造設計にも対応できるようになる」ことが当面の目標です。そのためにも、まずは住宅の構造設計でお客様に提案できる引き出しを増やす努力をし、ゆくゆくは非住宅にも着手していきたいです。
「まずやってみよう」の精神で、これからも一つ一つ取り組んでいきます。
休日は少しずつ家のリフォームをしているという杉若さん。ご自身で作ったというムクファースト構造設計事務所のロゴの焼印も見せてくれました。
今の仕事にやりがいと責任感を感じつつ、チャレンジ精神で挑む姿がとても頼もしく感じられました。
〜kinariDESIGN キイノオト編集部〜
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