【5/15のセミナーにご参加いただき、ありがとうございました!】
2025.05.30
イベントレポート5月15日にリアル会場とオンラインで開催した、“次世代へつなぐ 木と生きる未来” 〜持続可能な木造建築と大工の新たな挑戦〜 セミナーにご参加いただきありがとうございました。
オンラインで参加してくださった方々には、音声が聞きづらかったり、資料の共有ができなかったり、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんでした。
今回のセミナーでは、建築業界が抱えている課題、これからの工務店がやるべき仕事、その中で一つの選択肢としての「木造大型パネル」、そして、経験を活かしステージを変える「大工」という仕事について議論が交わされました。
取り上げられた建築業界の課題は、大工不足、高気密・高断熱・高耐震など建築に求められる性能の変化、作業の細分化、働き方改革など。
「木造大型パネル」の活用は、大工の負担を軽減し、女性の活躍の場などをもたらすとお話がありました。
このようなパネルなども活用しつつ、工務店がこれからやるべき仕事として、
・中古マンションのリノベーション
・過疎地、離島、被災地などに良質な住まいを届けること
・大型パネルとモバイル建築による「オフサイト建築」
などが挙げられていました。
天野保建築株式会社の天野洋平氏が語る「大工」とは。
技術や知識、現場での統率力とコミュニケーション力、工事全体の管理能力が求められる大工。
中でも、「線に託された意図を読み取る」という言葉が印象的でした。
セミナー後のアンケートには、
「家づくりに関わる色々な立場の方々の考え方を知る良い機会になりました。」
「大工さんの存在意義を改めて考える機会になりました」
「大工の歴史が面白かった。」
「大型パネル導入の意味が、よくわかりました。今後、町中での建築物を観察してみようと思います。」
「それぞれの立場で、またチームとして、大型パネルによる具体的な困りごと、解決や可能性についてお話頂いたので、多面的に魅力を理解できとても参考になりました。」
などの感想が寄せられていました。
オンライン開催での環境が十分でなく、
「音声が途切れ途切れで、皆さんのいい話が聞き取れなくて残念でした。」というお声もいただいています。
今回の設定を見直し、参加者の皆さまに満足していただけるよう環境を整え取り組んでいく所存です。
建築家、工務店、大工がそれぞれが役割を担い、お互いの仕事を尊重し、手を組むことで生まれる心地よい空間。
次世代へつなぐ木造建築について考える機会となれば幸いです。
改めまして、参加いただいた皆さまありがとうございました。
6月には建築家 伊礼智氏を迎えてセミナーを開催します。
次回のお知らせをどうぞお楽しみに!