【木造建築の未来について考えるセミナー、現地&オンライン同時開催!】
2024.08.30
イベント告知外壁RCと内部木造のロ準耐
ー 都市に木造建築を建てるには ー
2010年に公共建築物等木材利用促進法が施行されてから、約15年が経ちました。
大規模に木材を使っていくことを促進するため、新たな建材の開発も進み、昨今ではCLTや合板、集成材といった素材が頻繁に選択されています。
これら新建材が実現可能とするアクロバティックな木造架構の建築は、エンジニアリングの文脈で生み出された建築と言えるでしょう。
私たち日本人は、山から収穫される自然素材である木の性質を深く理解し、工夫を積み重ね、構法やディテールを編み出し「文化としての木造建築」を継承してきました。
一方で、解析によってはじき出される数値を信頼する「エンジニアリング的建築」にも期待が高まっています。
どちらの建築にも利点があれば欠点もあります。建築は様々な社会の要請を受けてつくられるため、その時々の状況によってどのような建築をつくるべきかを考える必要があるのです。
木造建築の未来についてシリーズでお届けしているセミナー。
今回のテーマは、「外壁RCと内部木造のロ準耐」です。ロ準耐火建築物が果たす役割、木を用いながら成立させた木造耐火・準耐火建築物の手法、構造体現しによる空間の魅力に迫ります。
見どころ①ロ準耐火建築物の可能性について
RC造の外壁と木造軸組みにより、火災抑制と木質空間の両立を可能としているロ準耐火建築物における、建築の可能性について紐解きます。
見どころ②耐火・準耐火建築物と木
木造耐火・準耐火建築物が求められる際に、木を用いながら成立させた手法や、木の使い方・木の可能性について実作を踏まえて伝えます。
見どころ③これからの木造軸組み工法
古来より受け継がれてきた木造軸組み工法を用いた、大空間の創出と構造体現しによる空間の魅力について語ります。
講師紹介
竹原義二
無有建築工房 主宰
時の経過と素の色合いを纏い、美しさを増していくものをつくり続ける建築家。風土に息づく生活の知恵や美意識、素材のもつ質感、建築に刻み込まれた手の痕跡、素の有様。古くから伝わる日本の住まいの原型を今に活かし、家族がくつろげる美しい住まいづくりを心がけている。無有建築工房
下山 聡
木のしなやかな粘りを生かす構造家。木の性質を生かした構造、現代的な合理性、そして大工仕事への敬意を忘れない。10年余りにわたり無有建築工房の構造設計にたずさわり、竹原氏との協働で70棟以上を手がける。
日程・スケジュール
開催日時:2024年9月25日(水)15:00〜17:00
⚫︎現地参加
開催会場:株式会社ユニソン大阪事業所(大阪市鶴見区茨田大宮2丁目8番13号)
⚫︎オンライン参加
ウェビナー:オンライン参加をお申し込みいただいた方に、後日、視聴用URLをお送りさせていただきます。
参加費:無料
※下記フォームより、事前申し込みが必要です。
※複数名でご参加の場合も、お一人ずつでの申し込みをお願いします。
※現地での参加は、申し込み先着20名です。
状況により、現地参加できない可能性がございます。ご了承ください。